整理収納アドバイザー 源馬裕子
いつでも快適にしておきたい場所ですよね。
今回は、玄関についてワンポイントコラムです。
最近の住宅の玄関事情は?
最近の住宅では、
土間のまま入れて、お客様の目に触れにくい、玄関脇納戸のようなシュークロークを作るお宅も増えてきました。
靴だけでなく、外で使う子供のスポーツ、外遊び用品やゴルフ用品、雨具やコートなど、さらにはベビーカーや子供用自転車まで入れるお宅もありますが、その場合は結構なスペースを必要とします。
クロークからも廊下に上がれる配置にできればたいへん便利な住まいとなりますね。
反対に、玄関のスペースはそんなに広く取れないお宅もあると思います。
玄関のスペースが広く取れないお宅は?
我が家の場合、置く物も必然的に絞っていかないとスッキリしません。
最近まで、お客様がいらした時にすぐスリッパを出せるように、
スリッパラックを入ってすぐの左側床に置いていました。
ところが、よく考えてみたら、
近頃ではスリッパを履いてあがっていただくお客様はめったにいらっしゃいません。
それなのに、なぜここに毎日置いておく必要があるのでしょうか?
我ながら、ハッとしました。
それほど場所を取らないものなので、忙しい日々の中で見過ごしていました。
毎日、何回も通る場所です。洗濯かごを持って行き来したり、
また、出かける前の荷物の一時置き場になることもあります。
ない方がずっとスムーズなのでした。
玄関の目につく所にはディスプレイの品以外はできるだけ置かないように配置を考えましょう。
こうした、ハッとするものを見つけられると、玄関の整理収納に役立ちます!
日頃の自分の生活スタイルと照らし合わせて、無駄な物やあまり使わない物はそぎ落としたり、配置替えしていくと、シンプルで暮らしやすくなっていきます。
暮らしは変化していきますので、ほんのちょっとしたことの積み重ねだと思います。
これまで置いてあった物がそこにあるのを当たり前とせずに、有意義に活用しているかを時々考えてみましょう。
(※玄関ではコート掛けもその一例になると思います。)
我が家の場合、来客用スリッパは下駄箱にしまうことも考えましたが、結局、湿気が気になるのと、実際急に人がいらした時に下駄箱を開けなければならないことを考慮して却下。
かといって無いのも困ります。
最終的に、玄関奥の和室、出入口に近い場所に置くことにしました。
じゃまにもならず、使いたい時にはさっと取り出せるし、違和感もないので良しとしました。
何もなくなった玄関廊下で、日常生活がスムーズになりました。
掃除もこの方が楽ですね。
靴の整理収納
我が家の土間にいつも出ているのは、普段夫がちょっとした用に履くサンダル一足と、昨日履いた靴、もしくは今日履いた靴、どちらかです。
朝出かける時は、昨日の靴を乾燥させるため出したままにしておいて、外出から戻ったら昨日の靴をしまう、というサイクルにしています。
それ以外の靴は下駄箱の中に入る量だけ持ちます。
子供の成長に伴い靴の量も変化しました。
一番たくさんあった時期はコの字ラックや省スペースになるシューズラックも使い乗り切りました。
靴は、服と同様、子供の成長に伴い、時々見直しが必要です。
大人の靴もしばらく履いていない物は処分の対象になります。
除湿剤の点検と共に年1回くらい定期的に靴箱の見直しをするといいですね。
今回は、我が家を例にした、玄関の整理収納についてでしたが、いかがでしたか?
お片づけでお悩みの方は、弊社の整理収納アドバイザーまでお気軽にご相談くださいね。