整理収納アドバイザー 源馬裕子
調理器具や用品、消耗雑貨、食器、食品があります。
今回は常温保存の食品についての整理収納のコラムです!
- 調理の時にわかりやすく、効率良くできること。
- 食品を無駄にしないこと。
(期限切れ・2重買いを防ぐ、できるだけ新鮮な状態で長持ちするように保存する)
まずは食品を分類して、同じような物は1箇所にまとめましょう。
そして、どこにどのように収納すれば無駄のない、わかりやすい仕組みができるかを考えましょう。
食品を大きく分けるとどのようになるでしょうか?
我が家では、以下のようになります。
- 米
- 調味料など料理の味付けに使う物
- 粉
- 乾物・乾麺
- 缶詰
- 調理せずに食べられる物
(お湯だけでいいスープとかレトルト、カップめんなども) - お茶の葉などの飲み物
- 野菜
- お菓子
- 冷蔵庫で保存する物
常温保存でいいと思っていた物が、注意書きを読んでみると開封後は冷蔵庫で保存する物だった、などということも時々あります。(開封後の大袋のおもちなど)
ただ、我が家は餅の消費の回転が早いですし、冬の間は大丈夫と思い、相変わらず冷蔵庫に入れていません。
説明書きをしっかり確認した上で、後は自分で責任を持つ、ということになりますね。
いずれにしても食品に関しては高温多湿になる所は不向きです。
一般的には流しの下の配管が見えている所は湿気があるので避けた方がいいと言われています。
食品種類別に整理収納を考えてみましょう。
お米
お米の保存容器は色々な物が出ていますから、
自分の家に合った大きさ、タイプを選びましょう。
お米は我が家では結婚してしばらくライサーを使っていました。
しかし、虫が入ってしまうのでやめて、小さめの衣装ケースに袋のまま入れて使っています。
ふたはしていません。
近くに湿気取りの炭を配置してあります。
台所入ってすぐの収納下段にあります。
重いですから、買ってきたら入れるのに一番楽な所。
米を出して研ぐのもシンクに近くて良いです。
スパイス類
調味料や油類はコンロやIHなどの加熱器具の近くに配置します。
かといってすぐそばに出しっ放しだと、油っぽくなったり湿気たりします。
コンロまわりの掃除が面倒になることを考慮しましょう。
私は大きなボトルや瓶の液体調味料はコンロ左下、油類はフライパン類といっしょのコンロ下に入れています。
ストックは次の1本までとし、現在使っている物の奥に置きます。
スパイス類はコンロ反対側すぐ後ろの食品ストッカーの中です。
コンロ前にいる時に向きをかえるだけで使える位置で便利です。
小麦粉等の粉もの
小麦粉などは、軽くて簡単に密封できる透明容器に収納。
また、小麦粉などの粉類は、最近になってからコンロ左下、調味料の上の段に、ラベルを貼った透明容器に詰めかえて使うようにしました。
タケヤのフレッシュロックという容器ですが、軽くて簡単に密封でき、とても使いやすく、満足しています。
ストックの未開封の袋は食品ストッカーの最下段に置いてあります。
乾物・乾麺・缶詰
乾物、乾麺、缶詰は、期限切れにご注意。
乾物、乾麺、缶詰は、保存食でもあるので、災害時のことも考慮した上、使ったら補充するという考え方で、一定数を持つようにチェックしながら食品ストッカーで保存します。
保存期間が長い分、いつの間にかあるのを忘れて期限切れにもなりやすいので注意します。
レトルト、カップめん、スープなど温めるだけとかお湯だけで食べられる物も非常時の食料になりますが、これらは逆に期限が短いので早く食べるように気をつけます。
忘れやすいものは期限がわかるように書き、目の届く上の方へ持ってきます。
我が家では、探し出してでも食べるカップめんやパックごはん、レトルトおかずは結構下の方でも大丈夫です。
自分の家でいつも後回しになったり、うっかり期限切れになりやすい物を、目に入る所に配置することで無駄が防げるかもしれません。
災害用非常食を他の場所にも備えてありますが、その中の賞味期限が今年の物を台所のストッカーに移し替えて、期限内に食べるようにします。
乾パンは非常食としてはいいのですが、期限が近くなっても、なかなか食べる気がしないのは贅沢になってしまったのでしょうね。
期限が近い乾パンがたくさん待っています。
今後、非常食を買う時は乾パンよりも缶詰のパンのような物の割合を高くしていくつもりです。
コーヒー・お茶
お湯、お水の近くに・・・
コーヒーやお茶はストッカー上の方です。
そして、よくお世話になる頭痛薬もストッカー最上部です。
お水が近いですから、飲み薬を台所に置いているお宅も多いですね。
野菜・お菓子
常温保存の野菜やお菓子は、日の当たらない蒸れない所に保存します。
我が家では、たまにしか使わないオーブンの上に、それぞれのかごに入れています。
ふたはありません。
整理収納アドバイザー源馬裕子より まとめ
家族の人数などによって必要な食品の量は違いますし、嗜好や傾向も違いますが、無駄なく、かつ非常時にも命をつなげる食品があるようにしておきたいものです。
水は1人1日3リットル、1週間分の備蓄が必要と言われています。
我が家では、台所の床下収納や、1階の押し入れ、2階の納戸や外などに分散して置いてあります。
結構なスペースをとるのでたいへんですが、がんばって備えましょう!